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英語学習サービスの選び方はたったのこれだけ!気をつけるポイント6選

2022/06/20

英語学習にはテキストブック教材を使ったり、アプリでの学習など様々な方法があります。
しかし、どの学習方法が自分に合うかは人それぞれ異なります。

英語を学ぶためのサービスは数多くあり、テキストやアプリ、その他の教材も多岐にわたります。ある人にとっては理想的なサービスでも、別の人にとっては不適切な選択となることもあります。自分にぴったりな英語学習サービスを探すのは実は簡単ではないのです。
今回はこれから英語を学びたいと考えている人や、企業内での英語研修導入を検討中の人事の方々に役立つ「英語学習サービスを選ぶ際の6つのポイント」をご紹介します。

  1. 実力に合った英語学習サービス・コース選び
  2. 英語学習教材とその質をチェックする
  3. 学習ペースや密度・量感を考慮する
  4. 学習サポートの充実度やサポート内容を確認する
  5. モチベーションを維持できる英語学習コースかどうか検討する
  6. 英語学習サービスの価格を検討する

1. 実力に合った英語学習サービス・コース選び

レベルに合った英語学習サービスを選択

英語学習サービス選びの第一の鍵は、実力にあったレベルの学習コースを選択することです。学習者が目標としている英語レベルのコースではなく、現在の英語レベルに合ったコースを選択しましょう。 現在の英語レベルに合ったコースとは、英語学習内容が現時点の英語レベルより若干高めの内容を取り扱っている英語学習コースです。もちろん、新しい文法や語彙、理解を深めるための機会や練習も必要です。

しかし、リーディングスキルにおいては文や段落、記事の80%を理解できれば良いと言われています。

残りの20%はこれから学習したい語彙や文法、文化的なものや馴染みのないニュアンスなどです。80%の理解度があれば、会話リスニングにおいて、全体の要点と重要なディテールのほとんどを理解し、同時に内容を楽しみながら実用につなげる学びが実現できるはずです。
残念なことに、多くの英語学習初心者は最終的な遠い目標に焦点を当て、現時点での英語力とかけ離れたレベルのコースを選択するケースが多く見られます。

例えば、TOEIC750点は仕事上必要かもしれませんが、600点以下の学習者はTOEIC750をターゲットとしている英語学習コースを選択するべきではありません。
文法や語彙の難度が高すぎるので、本来学習するべき内容以外(語彙や文法の意味を調べたり)に時間を費やすことになり、効果的な学習効果を得ることができません。
何より、なかなか上達が感じられないためにモチベーション低下に繋がります。

現時点での実力に合わない英語学習コースはモチベーション低下の原因に

逆に、この学習者がTOEIC500点を目指す英語学習コースを受講した場合、より短期間で多くの成果を上げることができます。 TOEIC500点を目指す英語学習コースであっても、将来的に必要な文法や語彙などは当然含まれています。

むしろ自分の英語レベルに合ったリスニングの練習をすることで、過度に難しい文法や語彙の意味を調べる必要がなく、リスニングスキルの向上に重点を置くことができます。

このように、自分の現レベルに合った英語学習コースでは、今後の英語学習コースでより難しい内容を学んでいくための基礎を築くためのコンテンツとエクササイズが提供されていると言えるのです。

一方、自分の英語レベルより極端に簡単な英語学習コースを選択した場合は要注意です。 学習者は自分の英語力に自信がないと、本来学習するべき内容より簡単な英語学習コースを選びがちです。もちろん基本的な文法、語彙、スキルの復習も大切ですが、あまりにも易しすぎる内容を定期的に復習していると飽きてしまい、結果的にモチベーション低下に繋がります。

2. 英語学習教材とその質をチェックする

英語学習サービス選びに重要な学習教材の質

英語学習者自身が学習教材とその質を判断することは難しいですね。 しかし、英語学習教材とその質は学習効果を大きく左右する英語学習コースを選ぶ際の重要な要素です。

① 興味の持てる学習内容があるか

まず、自分が興味を持てる内容を扱っている英語学習教材であるか確認することをお勧めします。
学習者の年代や立場によって興味深いと思える英語学習教材は同じではないはずです。
難易度が高く使用頻度の低い英語表現を学ぶ前に、まずはシンプルでわかりやすい英語表現を学ぶことが必要な場合もあります。 どの言語でも会話をする際は、相手が理解しやすい言葉で表現することが大切です。 英語で会話する場合も同様です。まずはシンプルで分かりやすい英語表現を学ぶことで、後々状況に応じて話し方を調整することができるようになります。

例えば、ビジネスパーソンが打ち合わせのアポをキャンセルする場合に、"I had to cancel because of a prior appointment "という英語表現をしたとします。この場合、少しフォーマルな表現ですが、ビジネスという状況的に全く問題ありません。 しかし、同じ人が週末に息子のサッカーの試合を見に行けなかった時のことを話す場合、"I had to cancel because of a prior appointment "という英語表現はフォーマルすぎて違和感があります。

② エクササイズに関連性があるか

次に、英語学習エクササイズがきちんと設計されているものか確認しましょう。 つまり、前の英語学習エクササイズで学んだ内容が次のエクササイズにきちんと繋がっているかということです。
例えば、必要な語彙や文法をまず初めにきちんと学んで練習してからでなければ、いきなり旅行の行き先についてのディスカッションに参加することなんてできません。

③ エクササイズの種類の豊富さ

また、さまざまなエクササイズが用意されているかどうかもポイントです。 例えば、穴埋め問題は新しい語彙や文法を練習することによって徐々に自動的に使えるようになります。

しかし、エクササイズの種類が十分でないと、さらに難易度の高いエクササイズでは学習した内容を活かすことができません。
登場人物が2人以上の会話リスニング問題は、文脈の中で新しい語彙を目にしたり耳にするのに適しています。さらに、論文や一人称の語りは、新しく学習した語彙の使い方をより深めるのに適しています。

④ 暗記学習スタイルは避ける

そして最後に、英単語やフレーズ、文法事項のリストを暗記することを目的としている英語学習サービスは避けるべきです。暗記をしてしまうと理解できていないまま学習を進めてしまうため、知識の応用が出来ず、英語力の向上には繋がりません。従って暗記を学習スタイルに取り入れている英語学習サービスは本質的に学習者自身のためになるコース内容とは言い難いのです。

3. 学習ペースや密度・量感を考慮する

英語学習サービスの学習量を素早いペースで駆け抜ける成人のイメージ

英語学習コースを選ぶ際には、コースを修了するために必要な学習頻度、そして実際に学習者が予定・希望する学習量や費やしたい時間を確認する必要があります。(毎日30分以上頻繁に英語学習するつもりでいるのか、それとも週に一度5時間程集中的に学習をするつもりか、など。)効率よく英語学習をするには学習者によって異なる学習頻度や量、時間は事前に確認しておき、それにあった学習ペースや量感を提供するコースを選ぶ必要があるでしょう。

例えば、毎日学習することを推奨している英語学習コースであれば、毎日継続的に学習するのが理想です。
推奨される英語学習時間を日頃からキープしていれば、時に1週間に数日英語学習を休んだ場合も大きな遅れをとることはないでしょう。
しかし、基本的にコンスタントに学習継続ができていない場合は英語学習を休むべきではありません。

また、毎日の学習を推奨している英語学習コースの場合、週1回・5時間の詰め込み学習ではうまくいかないでしょう。
そして、毎日の英語学習と復習なしでは、次回英語学習をする時まで、前回の学習内容を覚えておくことは難しいでしょう。その結果、上達はかなり遅くなり、英語習得に遅れが生じます。
また、学習したことがなかなか長期記憶に定着しないため、リーディング、リスニング、スピーキングなどの実際の場面で素早く柔軟に対応することができません。

4. 学習サポートの充実度やサポート内容を確認する

英語学習サービスに必要な学習サポートを求める成人のイメージ

英語学習サービスを選ぶ際には、どのようなサポートが受けられるか、またその質も考慮しましょう。
アプリでの個人英語学習、テキストブックを使用した対面英語レッスン、どちらのサービスでも学習中に必ず疑問点や質問が出てくるはずです。そんな時には、英語学習指導経験が豊富なプロのアドバイザーからのガイダンスやサポートが必要になります。

例えば、アプリで英語学習する場合、限られた説明のみのフィードバックでは不十分です。
不正解の問題の解説だけでなく、同様に正解した問題についての解説も学習者の理解を深めるためには重要です。
プラスアルファで文化的な説明や、ニュアンスについても解説があるとより良いでしょう。

さらに、従来の対面レッスンと同じように講師に直接質問する機会も学習の効率性を高める上で必要です。
しかし、オンラインレッスンの場合は、対面で話せる時間が限られている上、英語学習のペースが個々の学習者ごとに異なるため、直接質問する機会を得ることはなかなか難しいでしょう。

また、アプリでの英語学習ではこの重要な質問機能がないものが多いため、本やWebサイトで答えを学習者自身で調べる必要があります。答えがすぐに提供されるより、自分で探し出す方が新しい内容を学んだり、覚えたりするのに役立つのではという意見もあるでしょう。
しかし、学習者の疑問点が多い場合、情報収集に時間がかかってしまい非効率です。

充実した学習サポートがあれば、講師やアドバイザーに疑問点を直接聞けるので最短ルートで理解を深めることが可能です。内容的にも講師から提供される情報は学習者に合ったレベルのものであることが多く、納得のいく学びにつながることが多いでしょう。

つまり講師は、英語学習情報のあらゆる側面や可能性を網羅した説明をするのではなく、学習者の英語レベルに合わせて吟味した内容を説明することができるのです。
そのため、学習者は必要な情報のみを受け取り、素早く理解し吸収することができるのです。

講師やアドバイザーに直接聞ける学習サポートの有無は英語習得の効率性を上げる

5. モチベーションを維持できる英語学習コースかどうか検討する

モチベーションの高い英語学習サービス受講者のイメージ

英語学習サービスの選択にはサービス内にモチベーション維持の対策が施されているかが学習継続を助ける重要な要素になります。 「英語学習のモチベーションを維持するコツとは? 」の記事にもあるように、モチベーションを維持するためにできることはたくさんあります。
現実的な英語学習目標を設定する、英語学習する時間・場所・目標を決める、英語学習記録をつけるなどさまざまな方法があります。
しかし、英語学習コース自体にもモチベーションを維持するための枠組みがあるべきです。

では、モチベーション維持できる英語学習コースかどうか検討する際のチェックポイントを見てみましょう。

① テストを活用しているか

まずは、学習サービスに実力測定のためのテストが含まれていて、学習者の強みや苦手分野、全体的な英語力の進捗が確認できるように設計されているか、そして英語学習を促す仕組みが組み込まれているか確認しましょう。テストを効果的に位置付けることにより学習者は自分が何をすべきか、どの学習段階にいるのかの認識を深めることができるためモチベーション維持の対策となります。

② 楽しめる・興味の湧く学習内容かどうか

また、ポイント制度や、他の学習者とお互いを高めるゲーム感覚で楽しめる要素があるかどうかも併せて確認したいところです。学習は楽しくないと長続きしませんよね。学習者が継続したいと思える学習コースを識別するには、コースの内容が学習者のニーズや興味に合っているかの確認が重要なポイントになります。テストなどの外発的動機づけだけでなく、内発的動機づけに繋がる(学習者が意欲的に取り組むことができでき、職場や日常生活で実践できる英語学習内容やトピックを扱っている)ものを合わせて検討しましょう。

6. 英語学習サービスの価格を検討する

英語学習サービスの価格を検討

最後はサービスの価格についてです。
いくら良質な内容が提供されていても、高価格すぎると、始めるのを躊躇してしまいますよね。反対に低価格すぎても学習サービスの質を疑ってしまいます。

英語を習得することは学習者の人生に何倍ものチャンスや選択肢を与えてくれる極めて重要な決断です。しかし、だからこそコストとコースの質を照らし合わせ、妥当な決断をする必要があります。まず予算を設定し、その中からこれまでにお話しした、英語学習サービスを選択する際のポイントをチェックしていき、総合的に見て、最適だと思えるサービスを選択することをお勧めします。

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