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【英語研修お役立ち情報】第7回「ただの知識」を「使えるスキル」に

2022/08/02

英語学習において、インプットとアウトプットに分けて考えることが多くあります。スピーキング/ライティングがアウトプットリスニング/リーディングがインプットと分けられますが、誰かに対して話している人にとってのスピーキングは、それを聞いているもうひとりにとってはリスニングです。同様に、メールを書いた人にとってはライティングですが、そのメールを受け取った人にとってはリーディングとなります。
つまり、スピーキングとリスニング、ライティングとリーディングはそれぞれ表裏一体なのです。


アウトプットの元になるものは、インプットの質です。
やみくもにアウトプットしようとしても、表現が頭に入っていない限り、効果的に話したり書いたりすることはできません。とはいっても、インプットだけしていれば自動的にアウトプットできるようになるわけでもありません。


そこでお勧めなのが、「インプットによりアウトプットの型を作ること」です。
つまり、リスニングをスピーキングの型作りに活用し、リーディングをライティングの型作りに活用するのです。どんなに簡単に理解できる英文であっても、どんなに簡単に解ける問題であっても、「その英語を自分で使えるか」という視点で考えると、YESと言える人の数はごく一部だと思います。


特に、TOEICスコアは高いのに話せない/書けないという状況に陥りやすいのは、リスニングをリスニングとして、リーディングをリーディングとして取り組んでいるからです。
もちろん、英語の理解力を高めるためには全く問題ありませんが、使えるようになることが目標の場合、「使う」という視点からの学習がなくては達成することはできません。そのため、リスニングやリーディングに取り組む際には、「スピーキングを聞いている」「ライティングを読んでいる」という意識で取り組み、さらに単語を知っているかどうかだけで満足せずに、使われている単語を実際に使ってみることをお勧めします。
たとえば、業務で英語を使う機会がある場合は、どのような場面で使えるかを考えたうえで実際に使ってみることで「ただの知識」を「使えるスキル」に転換することができます。
また、業務で使う機会がない場合でも、英語日記をつけたり、社内サークル活動等において英文メールを導入したりするなどの工夫によって活用することができます。さらに、日本語と同様に、英語の伝え方にも型があります。
リスニング・リーディングを学習した後は、スピーキング・ライティングの視点から依頼や提案の仕方、話の展開の仕方などを意識して聞き/読み、さらに音読で英文のリズムを習得したうえで意識的に話す/書くことによって、インプットをアウトプットにつなげる流れを作り出すことができます。


以上を研修の中に入れることもできますし、研修やe-learningで学んだ(インプットした)ものを音読をしてスムーズに言える/書けるようにしたり、研修外での英語アウトプット練習に活用したりすることもできます。
仕事で英語を使っている方はもちろん、英語を勉強しているものの使う機会がないという方にとっても、インプットをインプットで終わらせず、スピーキング/ライティングの型につなげる仕組み作りはアウトプット力を高めるために効果的です。


早川幸治

SEから英会話講師へ転身。その後、TOEIC対策を中心とした英語セミナー講師として、これまで大手企業からベンチャー企業まで全国約200社以上での研修を担当してきたほか、大学や高校でも教える。脳や心の仕組みを活用した学習法を提唱し、上達の本質を英語学習に応用している。
高校2年で英検4級不合格から英語学習をスタート。苦手意識を克服した後、TOEIC 990点(満点)、英検1級。著書は50冊以上。雑誌連載のほか、企業における学習コンサルティング、セブ島留学TOEICプログラム監修、「英語思考」を用いた日本語プレゼン研修も担当。2011年5月から毎日英単語メルマガ「ボキャブラリーブースター」を配信中。

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